禁断症状(離脱症状)への対応
禁煙や本数を減らした時に出現する禁断症状いわゆる離脱症状はつきもので、それを乗り越えないと成功することはできません。
ここ数年、健康指向が高まり分煙の動きも活発になってきました。
喫煙者は肩身が狭く、禁煙を目指す人も増えてきているようです。
また、日本の喫煙率は13年連続して減少しています。
最近流行している婚活をする人の多くが、理想の相手の条件の中に“ タバコを吸わない人 ”を挙げており、現代では喫煙しない男性の方が好まれているようです。
禁煙に挑戦すると避けることができない禁断症状、いったいどれくらい続き、どのようにして耐えればよいのでしょうか。
禁断症状には個人差がありますが、一般的には禁煙初日から少しずつ現れ3日目にはピークを迎えると言われています。
これは喫煙期間や強いタバコを吸っていたことなどはあまり関係がないようです。
血液中のニコチン濃度が下がってくると、より禁断症状が強くなるため身体からニコチンが抜ける5〜10日までは我慢の連続という人が少なくありません。
ですが強い喫煙欲求やイライラ、頭痛などの禁断症状は、実は3分ほどで落ち着くので、水分補給や深呼吸、ストレッチなどで気分を変えることで乗り切ることが可能なのです。
ですから禁煙を考えている人は禁断症状と向き合う心の準備をし、どうやって対策するかをしっかり決めておきましょう。
禁煙に成功すると健康的になりますし、食事がおいしく感じられ髪の毛や洋服に匂いがつかなくなり清潔感もアップしますよ。
いよいよ禁煙を開始する段階になって大切なことは、禁煙によってニコチンが切れることで起こる禁断症状(離脱症状)への対処法と心構えです。
禁煙を始める前に、読んで参考にしてみてください。
禁断症状(離脱症状)を克服する方法
禁断症状(離脱症状) |
克服する対応方法 |
---|---|
タバコに対する渇望 |
他のことをする、深呼吸をする、自らからタバコを吸わないと暗示する |
不安感 |
深呼吸する、カフェインの入った飲み物を飲まない、他のことをする |
イライラする |
歩く、深呼吸する、他のことをする |
睡眠障害 |
寝る前にカフェインの入った飲み物を飲まない、昼寝しない、好きなスポーツのようなリラックスできることを思い浮かべる |
集中力の低下 |
他のことをする、散歩する |
ふらつき感 |
必要なら座ったり横になったりする、すぐに治まることを確信する |
疲労感 |
運動する、休養をたっぷりとる |
眠気 |
水を飲む |
頭痛 |
リラックスする、必要なら頭痛薬を飲む |
せき |
水を飲む |
肩がこる |
しばらくしたら治まると確信する |
便秘 |
水をたくさん飲む、野菜・果物などの繊維の多いものをとる |
空腹感 |
バランスの良い食事、低カロリーのスナックをとる、冷たい水を飲む |
禁断症状(離脱症状)には水分補給がお勧め
ニコチンの禁断症状のメカニズムをご存知ですか?
タバコを吸うと血液の中のニコチンの濃度が急上昇します。
そして分解されて少しずつ低下するのですが、このスピードには個人差があり、だいたい30分ほどで半分くらいになると言われています。
するとイライラしたり落ち着かなかったり、頭痛、眠気、だるい、という禁断症状があらわれます。
タバコを吸う行為の代わりにガムを噛んだり、禁煙パイプを吸うという方法もありますが、水分を補給するということも効果的とされています。
その際、できるだけミネラルウォーターかお茶を選ぶと良いでしょう。
コーヒーを飲むと、よりタバコを吸いたくなる可能性が高くなりますし、ジュースなどの糖分を含んだ飲み物はカロリーが高いので避けた方が良さそうです。
禁煙による禁断症状はひとりひとり違いますが、中には喉が渇くと言う人もおり、そのような人にもミネラルウォーターやお茶による水分補給がお勧めです。
喫煙欲求を抑えるためにも、冷たく冷やしたものか熱いものを選ぶようにするのがポイントです。
禁煙すると便秘がちになる人もいるため、ノンカロリーの水分を補給することはとても効果的です。
禁煙をはじめると禁断症状が辛く、どうにかなってしまうのではないかと感じるときもありますが、タバコを吸わなくても病気になったりすることはありませんから安心して禁煙を続けましょう。
食生活も改善して禁煙を成功させよう
禁煙を始めると食生活に変化が起こると言われています。
よく禁煙すると太るという話を聞くかと思いますが、それはタバコを吸えないことによる口寂しさから間食が増えるということだけではないです。
一般的に禁煙を始めて1週間ほどすると味覚が回復し食事がより楽しめるようになる方が多いです。
タバコを吸っている人は消化器官の働きが悪くなっていたり、味覚や嗅覚も落ちビタミンCがかなり消費されてしまいます。
ですから禁煙をすると消化器官も活発になり食事の味もしっかりと感じることができるようになるのです。
また、喫煙中はニコチンによって空腹も抑えることができていたのですが、禁煙するとニコチンが食欲をセーブしないので食べる回数や量が自然と増えてしまうのです。
禁煙をするとだいたい2〜3キロ増えるのは自然なことなので、それほど神経質になる必要はないかもしれません。
減煙から始めようとしている人は、ビタミンが豊富な緑黄色野菜やフルーツを意識して積極的に食べるようにするのがポイントです。
野菜やフルーツはタバコを吸いたいという欲求をコントロールするパワーがあるためです。
そしてニコチンを体内から排泄するスピードを緩やかにするため、禁煙や減煙中の禁断症状を少しは抑えることができるようです。
しかし、いくら禁煙したいからと言ってもバランスの良い食生活が大切ですから、野菜や果物だけでなく肉や魚などのタンパク質も摂ってパワーをつけましょう。
禁煙して適度な運動を心がけ、バランスのとれた食事を送ることは生活習慣病の予防になりますし脳の働きも高めてくれます。
イライラや頭痛などの禁断症状は数日で解消しますから、がんばって禁煙に挑戦しましょう。
安心期にご用心
禁煙に成功しても安心期と言われる禁煙後1〜2週間後に、再びなぜか喫煙を始めてしまうというケースがあります。
毎日のようにタバコを吸っていた人にとっては何日間も我慢できたら禁煙に成功したように感じるのは当然のことです。
しかし、タバコを吸うという行為を脳が記憶しているので、フッとした瞬間に喫煙欲求がわいてしまいがちです。
ですからこれから禁煙を試みようとしている人は、この安心期に気を抜いていはいけないことを頭に置いておいてください。
そもそも禁煙と言うのは、どのくらいの期間タバコを吸わずにいられたら成功したと言えるのでしょうか。
その感覚は人それぞれ違うような気がします。
せっかく我慢して禁煙したのですから、再びタバコを吸ってしまうのは本当にもったいないことです。
ダイエットではリバウンドという言葉がよく聞かれますが、それと同じようにタバコの場合も禁煙前よりも本数が増えてしまうという人が多いですね。
また、禁煙挑戦後に再び喫煙を始めてしまったという人は、なんと禁煙経験者の約3割もいると言われています。
禁煙が順調にいき安心期に入ったら、できるだけタバコを吸いたくならないようにアルコールやコーヒーなどを控え、食事も控えめにしストレスをためないよう工夫することが大切です。
禁煙後の安心期に再び喫煙を始めてしまう人だけでなく、数年たってからまた吸い始めるという人もいますよね。
女性で多いのは妊娠が発覚してから禁煙して、出産し断乳してから再び喫煙を始めるというパターンです。
喫煙経験がある人の脳は、数年たってもニコチンの作用を記憶しているので、フッと再びタバコを味わいたいと感じるのは仕方がないことなのだそうです。
このような誘惑に流されることなく、もらいタバコはもちろんのこと、常にもうタバコは吸わないと自分に言い聞かせ、周囲の人にもタバコを吸いそうになったら止めるようにお願いしておきましょう。
数ヶ月、数年、禁煙できたとしても、1本ぐらいならいいだろうと思って吸うと、もう元の喫煙者に戻ってしまいます。再喫煙はそれほど簡単に起きてしまうのです。
禁煙は安心期を無事に過ごし、その後周りの人のタバコを不快に感じたり、自分もあれを吸っていたんだなぁと客観的に見ることができるようになったら禁煙成功、と言えるのではないでしょうか。
最初に吸ったとき、最初に肺に吸いこんだとき、タバコは本当においしかったですか?
その時の、あの苦々しい感覚が、「本当のタバコの味」なんです。
タバコがおいしいと思わせられたのは、つまりあなたの脳が、あなたにタバコを吸わせようとごまかしてきたからです。
「タバコはおいしい」が勘違いだということは、今から認識しておいてくださいね。
さらなる禁煙成功を呼び寄せる方法
タバコは悪いものだとわかっているのにやめれなかった喫煙者が禁煙グッズや禁煙外来の医者に頼らずに禁煙できた方法です!
とても意思が強いとはいえない人でも禁煙に成功できる可能性がグーンと高まりますので、是非試してみてください!
人それぞれ、環境、状況が違うと思いますので、これを読めば必ずやめられるということではないのですが、実際に購入してから読んでみて効果がなければ無期限で情報代金の返金がOKですので、安心して自分のペースで取り組むことができます。