タバコをやめたときの健康面でのメリット
タバコをやめるのは、ニコチン依存や脳の習慣が存在するため容易なことではありません。
しかし、禁煙できれば健康を維持するのに大変多くの利益が生じます。
では、タバコをやめるとどのようなメリットがあるのかを紹介していきます。
禁煙すると、こんな利点があります
- 脳卒中を起こす危険性が禁煙すれば1年後には、もともとタバコを吸わない人とほとんど同じ危険度に低下します。
- 心筋梗塞は喫煙量が増えるほど、その危険性は高くなります。しかし、これも脳卒中と同じで、禁煙すれば危険性が低下します。
- 喫煙は肺がんの原因になるだけでなく、肺機能を低下させます。だから禁煙すれば、当然、肺機能の回復に役立ちます。
- タバコ成分中のニコチンには血管を収縮させる作用があります。脳の働きが正常であるためには、十分な脳血流量が保たれていることが必要で、禁煙がそれに役立つのはいうまでもありません。
- 禁煙は、脳卒中や心筋梗塞の予防にすぐに効果が現れますが、がんの予防には即時的な効果は得られません。
長年の喫煙の影響がなくなり、肺がんになる危険度が、もともとタバコを吸わない人の危険度まで下がるには、5年から10年の歳月を必要とします。
そうではあっても、禁煙すると、がんを起こす危険度も低下する効果があるのは明らかなことですので、ぜひ実行すべきです。
このほかにも禁煙をするメリットはあります。
よく言われるものにストレスの解消に効果があるとされます。
一般に禁煙を始めるとストレスが溜まると言われますが、それは一時的なものになります。
そもそもタバコを吸うことによるストレス解消はニコチン依存症になっていることを表しています。
依存症であるためリラックスしている錯覚におちいってるだけなのです。
ですので、ニコチンが切れるとストレスが溜まりやすい状態になります。
禁煙をすればニコチンが切れている状態のためストレスが溜まります。
しかし、このイライラに耐えることで、ニコチンの依存症が治るのです。
つまり禁煙すればストレスを軽減できるという効果があるのです。
ストレスの原因はニコチン依存症だけではありません。
最近では公共の場で喫煙ができる場所がかなり減っています。
喫煙所を探さなければならないというストレスも減ります。
歩きタバコを罰金などで取り締まる自治体も増えており、タバコを吸う場所はなかなか見つけることはできません。
仕事においても社内が禁煙という職場が多くを占めるようになっています。
職場でも喫煙ルーム以外では吸うことができません。
喫煙者は段々肩身の狭い思いをすることが増えているのが現状です。
禁煙をしてタバコをやめてしまえば、このようなストレスからは無縁の生活を送ることができるのです。
禁煙を始めれば最初のうちはとてもつらいですが、
慣れてくれば健康な身体を手に入れることができるでしょう。
タバコをやめたときの金銭面でのメリット
禁煙をすることで得ることのできる効果は健康面だけではありません。
健康以外にも金銭面でかなりの効果を得ることができます。
禁煙を決意する人の中には健康を考えてという人もいれば、金銭的にという人もいます。
実際にどれくらいの費用がかかっているのかを知ることで禁煙の決意も固まるのではないでしょうか。
タバコは1箱あたり500円を超えるものがたくさんあります。
1日1箱吸う人であれば、500円で計算したとしても、1ヶ月15,000円。
年間では、18万円以上もタバコ代がかかっているのです。
ヘビースモーカーの場合であれば年間30万円以上かかるとも言われています。
18万円もあれば国内旅行も可能です。
30万円あればかなり贅沢な買い物や旅行が可能になります。
1ヶ月辺り1〜2万円であっても家計はかなり助かります。
1〜2年であればそんなに気になる額ではないという方も、5年や10年と喫煙を続けていると膨大な額になります。
10年もすればタバコを吸わない人に比べると180万円以上も差が出てくるわけですから、今の不景気の時代には特に大きなメリットと言えます。
禁煙をしたいと考えている人は金銭面についてもしっかり知っておけば、ある程度は我慢ができると思います。
今禁煙を始めれば5年後には車を買うだけのお金が溜まるかもしれません。
また、喫煙者の中でいつも話題になるのが「タバコの値上げ」です。
いつかは1箱が1,000円になる可能性もあります。
つまり年間で36万円以上のタバコ代がかかるのです。
家計を圧迫するのは間違いありません。
1,000円になって禁煙するよりもその前に禁煙に成功しておく方がよさそうですね。
しかし、実際に禁煙に成功した人で、浮いたお金で貯金ができたとか、財布にお金があまるというような話をしている人はほとんどいません。
逆に、タバコ代がいらなくなったのに何も変わらない…という声の方が多いかもしれません。
タバコを毎日1箱買っていたとすると、500円×30日で毎月15,000円残るはずなのですが、無意識のうちに何かに使ってしまっているのですよね。
ですからこれから禁煙をしようかなと思っている人は、
タバコ代は財布に入れずに通帳に貯金するとか、
毎日500円を貯金箱に入れるという方法もお勧めです。
また、禁煙を始めるとともにタバコ代でローンを組み、ちょっと大きな買い物をしてしまうという大胆な方法もありますよ。
そもそもタバコは、お金を払って購入しても煙を吸ってなくなるだけです。
貯金に回したり、何か品物や思い出が残ることに使った方が良いに決まっていますよね。
タバコをやめたときの金銭面でのメリット、というよりも「○○を購入するために貯金をするぞ!」とか「家族で海外旅行に○月○日までに行くぞ!」という目標や楽しみを持ち、その手段として禁煙をするという考え方にするのも良いかもしれませんね。
女性が禁煙をするメリット
禁煙は男性よりも女性の方が深刻な問題ではないでしょうか。
もちろん男性も女性も喫煙は身体に悪影響を及ぼすことは同じですから男性も禁煙するに越したことはありません。
しかし、女性の場合は美容に良くないことはもちろん、不妊症になりやすかったり
閉経時期が早まったり、また妊娠中には様々な危険性が高くなるというリスクがあります。
妊娠がわかったその時からタバコを我慢するという女性がほとんどですが、中には本数を減らしたり弱めのタバコに変えるなどして吸い続けるという人もいます。
妊娠中の喫煙は、具体的にはどのような影響があるのでしょうか。
タバコを吸うと血管が収縮するので、お腹の中の赤ちゃんへの血液の量も少なくなってしまいます。
タバコを吸わない妊婦よりも喫煙している妊婦の方が倍近くも流産しているというデータもありますし、赤ちゃんの発達上で何らかの発達に悪影響を与えるなど様々な危険を招く恐れがあるのです。
予定外の妊娠の場合は仕方がありませんが、赤ちゃんが欲しいと思っている女性は、早めに禁煙することをお勧めします。
もしもパートナーも喫煙者ならば、2人一緒に禁煙することが理想ですよね。
また、数年前から素肌をきれいに見せるメイクが流行しはじめ、タバコを吸わない女性が増えてきているようです。
以前は、タバコを吸う女性はキャリアウーマンぽくて憧れる人も多かったのですが、今は少し違いますよね。
タバコを吸っていると肌がくすみやすく、シミやシワ、そしてお肌のたるみを招きやすいことがわかっています。
いつまでも若々しく美しくいたいという女性が増えているのも事実です。
タバコをやめればお肌にハリとツヤが出てきます。
これは身体全体の血液の流れが改善したことによるものです。
女性だけでなく男性にも言えることですが、いずれ禁煙したいと考えているならば早めに挑戦してみてください。
タバコ代を美容や自分磨きに使ったとしたら、5年後10年後はきっと今とは違う自分になれていると思いますよ。
ほかの人への思いやりも大切にできます
喫煙者の多くは、自分の喫煙で他人がどれほど迷惑しているかについては、意外と無頓着です。
タバコの煙は、非喫煙者にとっては、そのにおいもけむたさも耐えられないものですが、自分が禁煙すれば、周りにそんな嫌な思いをさせずににすみます。
また、タバコの煙を他人が吸う場合を「受動喫煙」といいますが、この場合も吸う量に比例して害があるのは喫煙者本人と同じですのでタバコをやめれば周りの方や家族に迷惑をかけずにすみます。
ほかにも、親が喫煙者であると子どもが喫煙者になる率は、そうでない場合よりも高いです。
知らず知らずのうちに、子どもを喫煙に誘う道をつくっているわけで、親の喫煙態度が子どもの将来の健康に悪影響を与えてしまいます。
だから、親がタバコを吸わないことは、子どもの将来の健康維持にも大いに役立つのです。
タバコをやめたときのメリットいろいろ
実際にタバコをやめて良かったことはと言うと…
- お肌がキレイになった
- 目覚めがさわやかになった
- 顔色がよくなった
- 身体が楽になった
- 健康的になった
- せきやタンがとまった
- 喉のイガイガ感がなくなった
- 味覚と嗅覚が戻った、ご飯が美味しくなった
- お小遣いに余裕ができた、家計の節約になった
- 同居人に迷惑をかけなくなった
- 周りからタバコ臭いと言われなくなった
- 禁煙して自信がついた
- タバコでヤニ色になった歯をキレイにできた
- 日常の通勤が楽になった
- 会社では喫煙が出来なくなったが関係なくなった
- 会社で肩身が狭いをしてタバコを吸わなくてよくなった
など、さまざまです。
その中でも禁煙して最も良かった第1位は、「健康的になった」です。
もちろん金銭的にお小遣いに余裕ができたという人も多いですが、やはり健康面で良くなったことを実感される方が多いです。
逆に「禁煙しなければ良かった」という声は聞いたことがありません。
禁煙は容易なことではありません。
しかし、タバコをやめようと思ったならば、いまからでも遅くはありません。
禁煙開始日を決めてぜひ実行してもらいたいものです。
禁煙後の数日間の禁断症状が過ぎれば、一息つけます。
そして、再喫煙の誘惑にうち勝ってほしいのです。
禁煙しても再喫煙におちいりやすいものですが、しかし、失敗にめげずに挑戦してくださいね。
タバコをやめたときの唯一のデメリットとは?
禁煙をするのは難しいですが、禁煙に成功すれば必ず効果が表れます。
主な効果としてあげられるのは身体が健康になるという点です。
喫煙は肺がんなどの原因にもなると言われており、身体に害を及ぼす存在です。
禁煙をすることにおいてのメリットはたくさんあげられます。
これまでに禁煙に成功した人はみな「やめて良かった」「今ではタバコのにおいが嫌いになった」と口をそろえて言いますよね。
しかしデメリットを聞くことはあまりないと思います。
そんな禁煙のデメリットが一つだけあります。
それが太りやすいという点です。
もちろん禁煙をしても、太らなかったという人はたくさんいますが、タバコが口から離れると口元が寂しくなるという人が多いです。
その結果、タバコのかわりに飴やガムを食べ続けてしまうのです。
飴やガムでもカロリーを低いものを選べば比較的大丈夫ですが、人によってはお菓子などを食べ続けてしまう人がいるので、どうしても体重の増加を止めることができません。
甘いお菓子やジュースをいつも口にしていると太るのは仕方がありません。
それも時間を決めずに、タバコを吸うような頻度で続けていれば相当なカロリーオーバーですよね。
他にも一定の期間、タバコを我慢できたご褒美に甘いものを食べるという人も多いのですが、禁煙をするためにご褒美は必要ではありますが、食べすぎには注意が必要です。
また禁煙することで胃の調子がよくなり、食事がおいしく感じられたり食欲がでるため、喫煙していた頃よりも食べる量自体が増えてしまう人が多いです。
禁煙をするとだいたい平均して2〜3キロ程度太ります。
しかし少しくらい体重が増えたところで、タバコを吸い続けていくことに比べればはるかに健康的に思いますが、女性にとっては太ることは大問題、「禁煙のデメリット」と言わざるを得ないでしょう。
禁煙にとりかかろうとしている人は、タバコを吸いたくなった時のためにカロリーが低い飴やガムなどを用意し、できるだけ毎日体重を計るなどして「禁煙のデメリット」とならないよう注意しましょう。
またタバコ代が浮いた分を食費に回してしまいがちです。
その点を見直すことで体重の増加を抑えることもできます。
せっかく禁煙して健康的になるのですから食事のバランスなども考慮し、食べ過ぎに注意してよく歩いたり適度な運動もプラスしてみてはいかがでしょうか。
禁煙と同時に運動も行って、身体をリフレッシュする気持ちでがんばれば、禁煙のデメリットも克服でき、新しい自分に生まれ変われるでしょう。
若い女性がダイエットのためにタバコを始めるというケースもあるのだそうですね。
確かにタバコを吸っていると、おやつやつまみ食いを防げるような気がします。
しかし、たとえ太ることがあっても、禁煙によるメリットの方がはるかに大きいのは、すでに説明した通りです。
さらなる禁煙成功を呼び寄せる方法
タバコは悪いものだとわかっているのにやめれなかった喫煙者が禁煙グッズや禁煙外来の医者に頼らずに禁煙できた方法です!
とても意思が強いとはいえない人でも禁煙に成功できる可能性がグーンと高まりますので、是非試してみてください!
人それぞれ、環境、状況が違うと思いますので、これを読めば必ずやめられるということではないのですが、実際に購入してから読んでみて効果がなければ無期限で情報代金の返金がOKですので、安心して自分のペースで取り組むことができます。